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『君がいた夏』 [Eiga]

マイク・ハーモン、ジョディ・フォスター主演。1988年の作品です。

中年一歩手前くらいの年になっても、なんだかすこし投げやりにフラフラしている主人公のビリーが、思いがけず従姉のケイティの遺灰の処理を託されるところから、物語は始まります。

特に劇的な展開などはないのですが、60年代のアメリカ、野球、年上の女性に対する憧れ、古い友達との再会などが、カラッとしているようで切なく、丁寧に描かれていると思います。
国や時代を超えて、男ってこうだよな、と思わせる点では、『スタンド・バイ・ミー』に通じるところがあるかな。
(高校時代からの親友アップルビーと、酔っ払って深夜の球場に忍び込んで遊ぶ場面とか、いいですね)

ケイティ役はジョディ・フォスター。『ホテル・ニューハンプシャー』(1984年)ではまだ少女っぽさがありましたが、4年後のこの作品では、当時20代後半ながら、すでに貫禄のようなものを感じますね。『羊たちの沈黙』はさらに3年後、1991年です。

マイク・ハーモンは、『プレシディオの男たち』で注目された俳優。
『プレシディオ・・・』と、この『君がいた夏』で、単なる二枚目ではないことを証明したのではないでしょうか。

その後、映画では見かけなくなったのは残念ですが、下記のTVシリーズに出演しています。
”シカゴ・ホープ”
”ザ・ホワイトハウス3 (The West Wing Season3)”
”NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班”

『君がいた夏』では、シャアこと池田秀一さんが吹き替えをやってましたが、”ザ・ホワイトハウス3”では違ってました。
”NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班”はかなり面白いらしいです (CSでしかやってないのでまだ観ていません)。

サイモン・ドノヴァン、シークレットサービスのCJ担当の警護官の役でした。
出演は、シーズン3の最終回が最後になってしまいますが、脚本家のアーロン・ソーキンは、そのことで女性スタッフ全員から猛抗議を受けたそうです。



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