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「背信」 ロバート・B・パーカー [Book]

スペンサー・シリーズ第31作。原題は「Bad Business」。

冒頭から、いつもの調子で"Tough, but sensitive."と自己紹介するスペンサー。

今回は、もろにエンロンがモデルの大企業の重役とその奥さんたちがバタバタと入り乱れる話。登場人物もかなり多くて、全体に分かりやすくはないですが、いつものメンバーたちの活躍は十分楽しめます。

州警察のヒーリイ警部は、第二作の「失投」からの長いつきあい。
殺人事件の現場でスペンサーと顔を合わせる場面。

The car door opened and Healy got out.
"Evening, Captain."
He looked at me for a monent.
"Oh shit," he said.
"Oh shit?"
"Yeah. You're in this."
"So?"
"So that means it'll be a fucking mess."

おまえが関わってるってことは、とんでもなく面倒な事件ってことか・・・。


ある女性に、ヴィニイ・モリスをボディ・ガードとして紹介する場面。

"Is he ...? Can he really protect me? He's not big like you."
"It's Vinnie's position," I said, "that big just makes a better target."

「彼が・・・?私を守れるの?彼はあなたみたいに大きくないわ」
「身体が大きいのは、いい標的になるにすぎない、というのがヴィニイの見解だ」


今はシリーズ34作目の「Now and Then」のペイパーバッグが届くのを待っているところです。
「Bad Business」の次の「Cold Service」と「Dream Girl (One Hundred dollar Baby)」が少し暗い感じだったので、次はどんな話になっているか楽しみです。
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