「確率論的思考」 田渕直也 [Book]
堅苦しい理論本ではなく、投資のノウハウ本でもありません。
ファンドマネージャーが云々という副題のせいで、投資に絞った内容かと思われるかもしれませんが、もっと広範な内容で、平明な文章ながら、内容はかなりの読み応えです。
投資に縁のない方でも、たとえばビジネスの実務や日々の政治経済のニュースを通じて、
因果論、二元論、結果論、努力万能論などに、なんとなく違和感を感じ続けている方は多いでしょう。
私もその一人です。
実際、本書の中にも出てくる、ラプラスの悪魔の話は、これまでの会社生活の中で、たびたび考えたことがありました。
単純な善悪の区分け、結果と原因の考え方、極度な単純化、過度な一般化は、たしかに実社会では有効に機能することも多いです。しかし、そうではないこともある。
このへんの話を、これほど分かりやすく説明してくれた本は、これが初めてで、長年のモヤモヤが晴れた思いがしました。
実際に投資をやっている方はもちろん、そうではない方も、本書のプロローグをちょっと見てみて、少しでも引っ掛かるものがあったら、是非おすすめします。
ファンドマネージャーが云々という副題のせいで、投資に絞った内容かと思われるかもしれませんが、もっと広範な内容で、平明な文章ながら、内容はかなりの読み応えです。
投資に縁のない方でも、たとえばビジネスの実務や日々の政治経済のニュースを通じて、
因果論、二元論、結果論、努力万能論などに、なんとなく違和感を感じ続けている方は多いでしょう。
私もその一人です。
実際、本書の中にも出てくる、ラプラスの悪魔の話は、これまでの会社生活の中で、たびたび考えたことがありました。
単純な善悪の区分け、結果と原因の考え方、極度な単純化、過度な一般化は、たしかに実社会では有効に機能することも多いです。しかし、そうではないこともある。
このへんの話を、これほど分かりやすく説明してくれた本は、これが初めてで、長年のモヤモヤが晴れた思いがしました。
実際に投資をやっている方はもちろん、そうではない方も、本書のプロローグをちょっと見てみて、少しでも引っ掛かるものがあったら、是非おすすめします。
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